ニキビがやっと治ったと思ったら痕になってしまった…。
ニキビ跡には大きく①色素沈着タイプと②クレータータイプに分けられますが、
特にクレータータイプのニキビ跡は目立つし中々消すことが出来ないですよね。
筆者も学生時代にニキビの勢いが止まらず両頬を荒らしに荒らされ、
結果的にクレーターの酷いニキビ跡となってしまい長年ずっと悩んでいました。
今はだいぶ薄くなりましたが、毛穴の開きとしてまだ少し気になり治療継続中です。
何が一番効果があるのか悩み苦しみ、美容皮膚科をいくつも駆け巡った経験を活かし
効果のあった治療法について詳しくお伝えしていけたらと思います!
化粧品
市販化粧品
市販の化粧品には毛穴への効果やニキビ跡への効果を謳った商品がちらほら見られます。
私が試した商品で何となく覚えているのは、Bioilやアルガンオイルですかね。当時はもっと数えきれないくらい色々本当に試していました。
結論から言うと、クレーターは肌の深層部分である真皮にダメージが及んだ結果ですので
表層にしか届かない市販品では効果を感じるのは難しい印象です。
ドクターズコスメ
専門家の医師や医療機関が開発・監修などに携わっている化粧品、ドクターズコスメ。
最近では数も増え、クリニックでなければ買えない商品や診察なしで購入できるものなど様々ですね。
私のおすすめや気になっているものをご紹介できればと思います。
b.glen
b.glenは高濃度ピュアビタミンC、純ハイドロキノン、レチノールなどを配合した化粧品で
皮膚科医×薬学博士が開発したサイエンスコスメです。
使用感はとてもマイルドなので劇的にクレーターが改善!という訳にはいきませんが、使用中は肌の炎症が落ち着き、毛穴の汚れが落ちたり赤みが少し引いて
「あれ、調子良いかな?」と感じれらましたのでとても気に入って使っていました。
毛穴に対しては収れん作用(引き締め)の高い化粧品だったと思います。
また当時はクレーター・毛穴治療に必死であまり気づいていませんでしたが、ひっそり併存していた赤みタイプのニキビ跡は前述の高濃度ビタミンCや純ハイドロキノンのおかげでかなり薄くなっていたように思います。
今はちょうど使い終わったタイミングで別の商品を使用していますが、また次はこちらに戻ろうと思っています。そのくらい気に入っているので別で詳しくまとめますね。
ビタミンA配合化粧品
治療目的に高濃度ビタミンAを配合した化粧品。
こちらは実際に私は使ったことはないのですが、毛穴やクレーターに効果がありそうで買おうか迷ったものをご紹介します。
- ゼオスキン
- ガウディスキン
これらはビタミンAが配合された化粧品で、コロナ禍でのおこもり美容として最近使っている人も増えてきているので聞いたことある方も多いのではないかと思います。
ビタミンA(レチノール)は皮膚のターンオーバーを促進する作用があり、古い角質の排出やコラーゲン産生を促し肌を綺麗にするというものです。
市販の化粧品にもビタミンA配合のものはありますが、濃度が全然違うため効果も段違いになってきます。
日頃欠かせないスキンケアで肌が綺麗になっていくなんて最高!!と思ったのですが、ビタミンA治療には副反応として赤み・痒み・皮むけを起こします。ダウンタイムと同じで肌が綺麗になる大切な過程ではあるのですが、私は日々の予定との調節が難しそうだな…と思い結局手を出せずにいます。
継続的に使用する訳ではないようで、治療として使用期間は2-3ヶ月とのことで副反応に慣れたりサイクルが読めれば自宅で行えて良いですよね♪
美容皮膚科治療
やはりクレーターとなると中々自宅だけでの治療には限界がありますよね。私もそうでした。
そこで美容皮膚科にも予定と予算と気分によって数年通いましたが、それによりかなり改善しました。
私が行なって効果のあった治療をご紹介しますね。
ダーマペン
こちらも最近はかなり有名になってきており、耳にしたことある方も多いのでは無いでしょうか?
極細い針で肌を刺し、一旦穴ぼこにして再生過程で綺麗にするというマイクロニードル治療です。
想像するだけで痛々しい治療ですが、私にとってはニキビ跡のメイン治療になりました。
症状や痛みを見ながら針の長さを調整しますが、長い方が肌の深層まで針先が届きそこからの再生を期待できます。
またダーマペン+αの治療として、下記のようなものもあります。
- ヴェルベットスキン:ダーマペン+薬剤塗布
- ヴァンパイアフェイシャル(PRP皮膚再生療法):ダーマペン+血小板塗布
私はダーマペン単独も上記2つも全て経験しましたが、やっぱり穴を開けるだけでなくそこに薬を浸透させる上乗せ治療はとても効果を感じました。(が、お値段も上がります…。)
それぞれまた体験記を記載しようと思います。
ポテンツァ
初めて予約を取った時、夫に「どこかの国の料理名?」と聞かれました。笑
最近新しく出てきた治療法なのでまだ行えるクリニックはそんなに多くない印象です。
ダーマペンと同じような針を使ったマイクロニードル治療なのですが、針先からラジオ波を流し真皮層に届かせます。そのため真皮層に針+ラジオ波による刺激が加わり、ダーマペンよりも効果がさらに期待できる治療法だと思われます。
また針の種類がいくつかあり、肌の悩みに合わせて深さや範囲を決めるとのことで、よりお悩みに特化した治療とも言えそうです。
私も最初はニキビ跡として瘢痕治療に特化したタイプを希望しましたが、先生に診てもらったところ毛穴タイプのニードルチップに変更になりました。すでにダーマペンやPRPなどを行なった後で、ニキビ跡自体は縮小して開き毛穴がメインプロブレムという状態だったので、それなら瘢痕タイプはあまり効果が望めないということでした。
またラジオ波により針を刺した時の出血を抑える作用があるため、ダーマペンよりもダウンタイムが短く赤みなども目立たない印象でした。
ただやはり、クリニックにもよりますがお値段は上がりますね。沢山のクリニックに普及して競合相手ができれば手が届きやすい所も出てくるかもしれませんが…。
ピコフラクショナル
ピコとは単位を表し、1兆分の1です。
従来のフラクショナルレーザーは微細なレーザーを肌の真皮に届けて、コラーゲン再生等を促し真皮層を活性化する治療でしたが、痛みやダウンタイムが激しい方法でした。
前述の通りピコはとても小さい単位のことで、ピコフラクショナルのレーザーは照射時間を最短にすることで肌へのダメージを抑えることが出来るのです。
私もニキビ跡が改善されてきたものの、まだ毛穴の開きとして気になっており現在はピコフラクショナルレーザー治療を行なっています。
レーザー治療なので熱が入る分、キュッと引き締められるようで毛穴治療にも効果的なようです。
ダーマペンに比べ、ダウンタイムも短く肌の赤みも目立たないですね。
最近ではニキビ跡にはダーマペンかピコフラクショナルが二大巨頭のイメージですね!
それぞれに長所がありますし、肌の状態によってもどちらが効果的か変わってくると思いますが、また各々の違いなどを体験談も含め比較できればと思います。
最後に私が行なった美容皮膚科治療の流れをなんとなく書き留めておきます。
ニキビ跡が最も酷かったときにはまだピコフラクショナルを知らず(というか普及してなかったと思います。レーザーはフラクショナルCO2が主流でした。)、ダーマペンが一番効果的とおすすめされたので、そちらで治療を進めていきました。確かに少しずつではありますが、クレーターが薄くなっていくのが実感でき、ヴェルベットやPRPに移行してさらに効果を感じました。
メイクで隠せるくらいになってから、通院頻度は下がったのですがやはり毛穴が気になりそんな時にポテンツァとピコフラクショナルの存在を知りました。
ダーマペン治療に慣れていたので、まずはそのグレードアップverというイメージであったポテンツァを受けることに。こちらも効果は見られ、毛穴や少し残っていたニキビ跡も小さくなりました!
しかしお値段がやはり張るので、ピコフラクショナルに移行。気長に通って毛穴治療していこうかなぁっていう現在に至ります。
それぞれ効果・値段・長所・短所が少しずつ異なってくるので、どれが一番とは一概には言えませんが、なんとなく治療を受けやすいのはダーマペンかなと思います。
クリニック的にも導入しやすく、比較的どこの医院でもやっている治療だと思いますし値段も探せばお手頃な所もあるイメージです。
色々試してみて、ご自身に合う治療法が見つかると良いですね!
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